腎生検について

腎生検

こんにちは!

今日の東京も寒かったですね。家で暖房をつけていても、じんわりと寒さが襲ってきます。

冬は嫌いではないのですが、ここまで続くと春の暖かさが待ち遠しいです。

そういえば、ふとネフローゼ症候群のことについて調べていると、腎生検のことが目に入ってきました。

ネフローゼ症候群に罹患された方は、腎生検をご経験された方も多いと思います。

腎生検は、私の経験したことの中で「二度と経験したくないこと」のひとつにランクインします。

今回は入院生活が始まってすぐに実施された腎生検について振り返りたいと思います。

もう10年以上前の経験なので、当時と事情が変わっているかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。

腎生検とは?

蛋白尿、血尿、腎機能低下等の腎臓病を患っている患者さんにとってはっきりと診断をつけ最もふさわしい治療法を決定するために、腎臓の組織の一部をとり、顕微鏡で評価する検査がとても大切です。腎生検とは、「腎臓から組織をとる手技・操作」のことをいいます。

「腎生検を受けられる患者様へ」順天堂大学医学部附属順天堂医院 腎・高血圧内科様 より引用 

腎生検とは上記のように定義される検査のことで、腎臓から組織の一部を採取し、確定診断のため顕微鏡で評価を行うものです(詳しくは以下リンクをご覧ください)。

腎生検を受けられる患者さんへ|腎・高血圧内科|順天堂医院 (juntendo.ac.jp)

リンク先:順天堂大学医学部附属順天堂医院 腎・高血圧内科様

私もネフローゼ症候群に罹患するまで、この腎生検という検査が存在することを知りませんでした。

腎生検の方法:私の経験談

腎生検に際し、検査台にうつ伏せになり、まずは局所麻酔が実施されます。

この麻酔注射がまた痛いこと…。注射で薬液が身体に入ってくると、腰のあたりがジーンという何とも形容し難い感覚になりました。

麻酔が完了するといよいよ針を身体に刺すのですが、その針を見せてもらいました。

正直言うと、私は腎生検に恐怖感を抱いていたのですが、検査前にリアルな針を目の当たりにしたことを後悔しました(笑)

先生
先生

はい、じゃあこれで採取していきますね。

うめきち
うめきち

え、こんな太い針を人体に刺すんですか?僕死んでしまいますよ…(涙目)

先生
先生

大丈夫だよ。それに丈夫な針でないとちゃんと刺せないし。すぐ終わるから安心して(笑)

うめきち
うめきち

ちょ、ちょっと待ってください!まだ心の準備が…汗

先生
先生

大丈夫だよ!うめきちくんも、早く終わらせたほうがいいでしょ?絶対大丈夫だから。さあ!

うめきち
うめきち

ううぅ…

この後、私は観念して無事腎生検は終了して一安心でした。でもやっぱり怖かったなあ(笑)

腎生検自体に痛みはほぼありませんでした。

ただ、針を刺す時に「ブスッ」という鈍い音がしたことと、組織を採取する際に「バチッ」という音とともに身体に衝撃が伝わったことは、10年以上経った今でも鮮明に覚えています。

3回ほど組織採取が行われ、腎生検が終了しました。

検査自体は15分ほどで終了したと思います。ですので検査自体に大きな負担はなかったのですが、腎生検がつらいのは検査後でした。

腎生検後について:私の経験談

腎生検は朝10時頃に実施されたのですが、終了後は翌日朝まで「絶対安静」の時間となりました。

これは腎臓が血液量の非常に多い臓器であり、針を刺した後の不安定な状態で身体を動かすと出血が止まらなくなるためです。

先生
先生

ベッドで大人しくしててね。でないと、本当に死んじゃうから(笑)

うめきち
うめきち

ヒエッ…大人しくしておこう。

以下のように段階的に制限が解除されていくことになります。

腎生検後の対応
  • 終了後~6時間後:ベッドで寝返りや脚を動かすことも禁止
  • 6時間後~翌日起床時:寝返りや脚は多少動かして良いが、起き上がることは禁止
  • 翌日起床時~翌日昼頃:トイレまでの移動は可能

これが本当に苦痛でした。前日の夜はあまり眠れなかったため、夕方ごろまで昼寝をして時間をスキップできたのですが、そこからは眠れず時間と共に加速する痛みや痒みとの消耗戦でした。

うまく臨場感を伝えられないのですが、ずっと仰向けで寝ていると、背中が本当に痛くなってくるんですよね。

継続する痛みを我慢していると次は背中の感覚が麻痺してきて痺れてきます。

それから痛みだけでなく、背中や首、脚などがむずがゆくなってきます。

どうしても痒みに耐えられないときは、ナースコールで看護師さんをお呼びして、痒みの箇所を冷却してもらったりしました。

夜中にも呼びつけてしまったので、当時の看護師さんには申し訳なく思っています。

結局夜は合計で30分ぐらいしか寝てないのではないかと記憶しています。あの夜は本当につらかったなあ。

翌日看護師さんが来て、ベッドを出てトイレまで行く許可をもらいました。

起き上がろうとすると、針を刺した左の腰あたりに鋭い痛みが走ります。

太い針を人体に刺して麻酔が切れているわけですから当然なのですが、びっくりしました。

動くとその痛みが走るので、左の腰を手で支えながら、左に傾くような変な恰好でトイレまでいきました。歩幅も大きく踏み出せず、休み休み動きました。

トイレまで5mほどでしたが、異様に時間がかかった覚えがあります。

痛みは数日続きましたが、出血や感染もなく無事に腎生検を終えることができました。

できれば二度と受けたくない検査ですね…。

お読みいただきありがとうございました。

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